皆さんは「サウナ」はお好きでしょうか?
以前は「おじさんっぽい」というイメージがあったサウナですが、現在は空前のサウナブームで若い世代の利用者、通称「サウナー」もたくさん増えてきています。僕もそんなサウナーのうちの一人で、ほぼ毎日サウナに入りに行くほどサウナが大好きです!(笑)
今回はそんなサウナの効果や、サウナ業界でよく耳にする「ととのう」の意味、最高のサウナの入り方などをまとめました。
こんな方はぜひ読んでみてください!
・サウナを利用したことがない方
・サウナに興味を持っている方
・サウナが大好きな方
・サウナの効率的な入り方を学びたい方
それでは早速いきましょう!
サウナの効果とは?
サウナには様々な効果・効能があります。身体に良い影響を与え、メリットばかりです。
血液の流れが良くなる
サウナを利用することで、体が温まり全身の血管が拡がります。すると血液の流れがとても良くなります。血流が良くなることでメリットがたくさんあります。
疲労回復効果
血流が良くなることで体内に溜まっていた老廃物や疲労物質が排泄されます。また体の隅々まで栄養と酸素が運ばれて代謝が上がり、血管や内臓、脳の機能が亢進・回復することで、体だけではなく脳までスッキリし、リラックス効果ももたらします。
美容・デトックス効果
サウナから出た後の肌はツヤが増し、健康的な感じがありますよね。大量の汗を流すことで体内に溜まっていた老廃物や疲労物質、シミのもととなるメラニン色素などを排泄し、冷え性や肩こりなどの体調改善や肌荒れ予防、美肌などの効果があります。
胃腸の働きが良くなる(便秘解消)
血流が良くなることで胃腸の働きも活発になります。胃腸の働きが活発になると食欲も上がり、食事が美味しく感じるようになります。血流は栄養を届ける働きと老廃物を排出する働きがあり、食事で得た栄養を体中に届け不要なものを排出するため、お通じもとても良くなり便秘解消にも効果的です。
ストレス解消・リラックス効果
サウナに入り体が温まることで、緊張していた筋肉のこわばりがほどけ、血管を圧迫していた筋肉が緩まりストレスの発散やリラックス効果につながります。筋肉うんぬんなどではなく、ただただ気持ちいいという要素も十分あると思いますが、気持ちいいと感じる裏には筋肉のこわばりがほどけているということも関係しています。
睡眠の質が上がる
サウナには適度な疲労感もあるので、快眠効果も期待できます。とある研究では、サウナに入らなかった人よりもサウナに入った人の方が深い眠りの睡眠がとれていたという研究結果もあります。たしかに僕もサウナに入った日の夜は、ベッドに吸い込まれるような不思議な感覚とともに、気づいたら眠りについているということがほとんどです。
胃腸が刺激され美味しく食事をし、お通じが良くなることで老廃物をしっかり排泄し、快眠効果でぐっすり眠れる。快食、快便、快眠。これだけで人生ハッピーですね!(笑)
「ととのう」とはどういう状態?
サウナーの方々がよく口にする「ととのう」
これにはどういった意味があるのでしょうか?
「ととのう」という状態を一言で表すならば「心と体がリフレッシュされた、究極のリラックス状態」です。この「ととのう」という状態・感覚のことを「トランス状態」と表現する人もいます。
特に難しい意味などはなく、とにかく「最高に気持ちいい状態」と解釈してもいいでしょう。湯船に浸かったりやシャワーを浴びるだけでは決して体感できない、「サウナ」だからこそ体感できる気持ちよさがそこにあります。
毎日の日常生活は、ぎゅうぎゅうの満員電車、職場での人間関係、残業など日々あらゆるストレスに晒されています。業務が終わればご飯を食べて寝るだけという方も少なくないでしょう。そしてストレスを溜め込んだまま、またいつもの日常が始まる…
このような現代社会の中で、サウナは最高の心の拠り所であり、疲れ切った心と体を癒す「オアシス」なのです。
最高のサウナの入り方
それでは「ととのう」ことができる「最高のサウナの入り方」を伝授します。僕もこの入り方を実践しており、とにかく気持ちがいいのでぜひ真似してみてください!
最高のサウナの入り方は、
ずばり「サウナ→水風呂→休憩」
この順番の繰り返しです!
一つ一つの工程を詳しくご説明していきます!
サウナ
まずは十分に水分補給をしてからサウナに入ります。身体は熱い空気に包まれてじわじわと汗が出てきます。しばらくすると熱くなってきて体温が上昇し、気持ちいいというよりむしろ不快感が増し、交感神経が活発になります。何時間もサウナにいたら死んでしまうので、身体が危険信号を出すために交感神経が活発になるのです。
サウナに入っているときは脳からアドレナリンという物質が分泌されます。アドレナリンには鎮痛作用、集中力アップ、頭が冴えるなどの効果があります。サウナでアイディアが湧いてくるなどはよくあることです。
水風呂
そして「熱くなってきてな…」と感じてきたところで、サウナを出て水風呂に入りましょう。限界まで温められた身体を一気に冷やすので、何とも言えない気持ちよさが身体全体を駆け巡ります!サウナーの中では水風呂がメインという方も少なくありません。水風呂に浸かると脳からエンドルフィンという物質が分泌されて、多幸感、恍惚感、体の修復などの効果を与えます。
気持ちよさを感じているので副交感神経が優位になっていると思われるかもしれませんが、水風呂でも交感神経が優位になります。18℃などの水風呂にずっと浸かっていると体温が下がり、身体がまたも生命の危機を感じるためです。
また、サウナや水風呂で交感神経が優位な状態、身体が危機的状態になっているときは脳はほとんど働いていません。身体が危機的状態のため脳を働かせる暇がなく、要するに強制的に脳を休ませるという効果があるのです。
休憩
水風呂にも十分浸かったところで、水風呂を出て休憩しましょう。サウナ、水風呂で交感神経が優位になっていたところから、休憩時に副交感神経が優位になり、身体が一気にリラックスモードに入ります。ただ、身体はリラックスモードなのですが、脳内ではサウナ→水風呂で分泌されたアドレナリンとエンドルフィンが残っていて頭は冴えているのです!
この極端に暑かったり寒かったりした環境から、平常の環境に戻ってくる。自分の基準である体温や脈拍へとリセットされる感覚、そしてアドレナリン・エンドルフィンが脳に残って冴えている状態。これが気持ちよさの正体「ととのう」ということなのです。
また、気持ちよさを最大限に体感するためには、外気浴をおすすめします。外の優しい風を身体全体で感じれば、それはもう「至高」の一言…!究極のリラックス状態をこれでもか!と体感することができます。
各工程の時間配分
「ととのう」の正体は休憩時ということがわかりましたね。それでは各工程の時間配分についてお話していきます。
この時間配分については、正直各々の自由なのですが目安として
サウナ:8分~10分
水風呂:2分~3分
休憩:好きなだけ
といった感じですかね。あくまで目安といった感じで、僕はだいたいこの時間配分でサウナを楽しんでいます。
サウナは限界まで入るのではなく、「熱くなってきたな…」と感じてきたら出るようにしましょう。無理は禁物です。
水風呂も震えるほど入っているのは避けましょう。まあそんな方はいないと思いますが…(笑)
最後の休憩に関しては、とにかくリラックスして思う存分楽しみましょう!ただ、休憩用の椅子などひとり占めしてしまうのは良くないので、思いやりの気持ちを持って楽しみましょう!(笑)
サウナについての豆知識
サウナの起源
サウナの起源は2000年以上前のフィンランド。元々は食料を貯蔵したり、スモークや燻製をするための部屋だったらしく、いつのまにか人々の健康に欠かせないサウナへと進化したと言われています。
本場フィンランドのサウナは「ロウリュ」と呼ばれるサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させるもので、熱い蒸気の影響で室内温度も急激に上がり、体感温度も上がります。
真冬でも海や湖に飛び込む!?
本場フィンランドの方々のサウナの入り方も「サウナ→クールダウン→休憩」と私たちの入り方とほとんど変わりはないのですが、クールダウンの仕方が異なります。
それは水風呂ではなく、海や湖に飛び込むのです!!(笑) 真冬の水面に氷が張っている状態でもそれを割り飛び込むというのです…(笑)
日本では到底考えられない入り方ですよね!でもそんな自由なスタイルというか、自然を直に感じられるフィンランドスタイルがちょっと羨ましいなと感じました!(笑)
ドイツではエンターテイメント
フィンランドと同じくサウナ大国のドイツにおいて、サウナはエンターテイメントの場として定着しています。専門スタッフがロウリュで蒸気を発生させ、その蒸気(熱波)をタオルなどで室内に広げるのです。それをアウフグースと呼びます。アウフグース中にはかけ声があり、終わった後には拍手が起きる、まさにエンターテイメントという感じです!
日本でもアウフグースを楽しめる施設が結構あるようで、アウフグースをおこなうスタッフのことを「熱波師」とも呼んだりします。
ドイツでは混浴が当たり前!?
な、なんとドイツでは混浴文化が一般的のようで、更衣室の時点から男女共用、浴室も共用、水着はもちろん、バスタオルを巻いて身体を隠すこともなく、男女ともにすっぽんぽんなのです…(笑)
これはよその国の文化なのでどうしようもないのですが、日本人からすると少々驚きの文化ですよね!(笑)
ただ、すべてをさらけ出すことができる開放的な空間という意味では、僕は素晴らしい文化だなと思いました!
サウナで最高のひと時を
今回はサウナの効果や「ととのう」の意味、最高の入り方についてまとめました。
・身体全体の血流が良くなり、身体にさまざまな良い影響を与える
・「ととのう」とは、交感神経優位の状態から副交感神経優位の状態で身体はリラックス、脳はアドレナリンやエンドルフィンで頭が冴えている状態
・最高のサウナの入り方は「サウナ→水風呂→休憩」の繰り返し
要点のみをまとめるとこんな感じです。
今回の内容でサウナについて少しは理解が深まったり、興味が湧いてきたという方もいらっしゃると思います。それはサウナーの僕にとっても嬉しいですし、サウナの良さがどんどん広まっていくことにもつながります。サウナでしか体感できない気持ちよさ、ストレス社会の現代だからこそ、サウナは人生に欠かせないものだと僕は思います。
皆さんもサウナを通じてノンストレスなハッピーな毎日を過ごしていきましょう!
それではまた次回の投稿をお楽しみに!